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by Teruyasu Mizoguchi

第30回格子欠陥フォーラム
2020年12月12日(土)-13日(日)

開催概要

2020年12月12日(土) これまでの20年とこれからの20年

2020年12月13日(日) 格子欠陥とアート

格子欠陥の現在そして広がる未来 
―これまでの20年とこれからの20年―

形式:Zoomを用いたオンラインミーティング
参加費:無料
期日:2020年12月12日(土)13:00~17:00
参加登録サイト

歴史ある格子欠陥フォーラムは、今回で30回目(前身となる格子欠陥会議から数えると60回目)の節目を迎える。この記念すべき会合を考えるために、格子欠陥フォーラムの歴史を紐解いたところ、20年前に新潟大学で「これから20年あなたは何をしますか?」というテーマで、最先端研究者が格子欠陥研究の将来を語り合っていたことが明らかとなった。今年は当時からちょうど20年になることから、今回の格子欠陥フォーラムでは、当時の講演者、そして企画者に参加してもらい、「20年前に何を話したか?」「20年間で当時の話はどうなったか?」などについて話してもらい、格子欠陥研究の夢と現実、そして格子欠陥研究の将来について考える。さらに、若手研究者の講演から、格子欠陥のこれからの20年について語り合い格子欠陥分野の更なる発展を期待したい。

招待講演者
20年前に行われた第10回格子欠陥フォーラム「これから20年あなたは何をしますか?」で講演された5名に加えて、今後20年の格子欠陥研究を担う若手研究者3名に講演をお願いしています。20年前の第10回格子欠陥フォーラムの運営委員、関連者にも、今回の研究会の運営にご協力頂いています。

香山正憲(産総研)大沢一人(九大応力研)竹田精治(阪大ナノサイエンスデザイン教育研究センター)岩瀬彰宏(若狭湾エネルギー研究センター)望月康則(NEC)田口昇(産総研)田村友幸(名工大)吉田健太(東北大金研)

by Shota Ishida

格子欠陥の現在そして広がる未来
―格子欠陥とアート―

形式:Zoomを用いたオンラインミーティング
参加費:無料
期日:2020年12月13日(日)13:00~18:30
参加登録サイト

格子欠陥は、固体中の周期構造を乱し、小さな摂動で大きな変化を生み出すものとして、古くから物性物理の重要な研究対象とされてきた。近年は分野の成熟と共に、新しい発見を得るための難易度が上がっている。ここに新しい視点と感性を加えるために、アートの持つ問題提起という特徴を生かして、分野の特徴・問題を探し、今後の発展の道筋を見出し、「格子欠陥とは何なのか?」について考える。また、これまで物理学者が「もの」としてとらえてきた格子欠陥に「こと」の視点を加えることで、格子欠陥の概念を拡張させる。それらのために本研究会では、これまでの流れにとらわれない新しい視点を持つアーティストと物理学者が協同して、研究会当日までにアート作品を作り、研究会当日には学術的背景と作品に込めた想いを講演する。アーティストにとっても、物理の理論の基礎を知ると共に、物理学者が持っている課題を知ることで、活動の幅が広がると考えられる。今回の研究会で得られたつながりは、研究会後も継続的に続いていくことを期待している。

招待講演者
結晶成長、欠陥解析、分子集合体、金属材料などの欠陥が関わる最先端物性研究を進める4名の科学者と、イラスト、舞踏、医療・福祉アート、日本画の分野で独創的な作品を制作する5名の気鋭アーティストがそれぞれチームを組みました。

佐崎元(北大低温研)× 谷口亮(イラストレーター)
溝口照康(東大生産研)× 石井則仁(山海塾)
岸村顕広(九大院工/九大CMS)× 本田雅啓(PICFA)原田啓之(PICFA)
湯浅元仁(同志社大理工)× 石田翔太(日本画家)

会場
当初は、2020年9月に福岡市での開催を準備していましたが、新型コロナウィルスの蔓延防止のため、オンラインで行うことになりました。

主催 
日本物理学会領域10格子欠陥・ナノ構造分科
京都大学学際融合教育研究推進センター芸術と科学リエゾンライトユニット

後援 
京都大学学際融合教育研究推進センター分野横断プラットフォーム構築事業
環境芸術学会
自然科学研究機構分子科学研究所